2011年05月28日

PPシート型で作る高透明樹脂多面体、光集める斜方立方八面体

 
正三角形面と正方形面だけから成る多面体、斜方立方八面体です

p13611052306.jpg(斜方立方八面体)
 
 
  
稜長2.2cmの正六面体の中にピッタリ収まる大きさで、各面の1辺は2.2(1-√2)(≒0.91)cmです(最初に作った2(1-√2)cmのものは失敗したので10%大きくしました)

p13611052301.jpg



正六角反柱を2つくっつけた形の多面体と並び、作った多面体の中では面数が最多の26で、カクカクした玉のような感じです

p13611052303.jpg



この斜方立方八面体と同じく、正三角形面と正方形面だけから成る多面体に立方八面体があります

立方八面体の双対多面体(面と頂点を入れ替えた関係の多面体)が白銀菱形十二面体で、その切頂多面体(角を切り落とした多面体)が斜方立方八面体となっています



面に浮かぶ模様は透過光と内部反射光の規則的なパターンです

p13611052305.jpg

立方八面体でも同様のパターンが見られる場合がありますが、斜方立方八面体のほうが面数が多い分細分化されたパターンとなります



透過光に関しては、どの面の正面から見ても、屈折によって背景の同じ場所の像が少しズレて、その周りの面から出てきます

p13611052602.jpg

p13611052601.jpg

よって、逆にある面に垂直な方向からの平行光がこの多面体に当たったとして、各面を通して多面体に入った光は、多面体を出るとそのすぐ近くに集まります

p13611052411.jpg
 
posted by 流線 at 00:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 高透明樹脂多面体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お見事ですね〜
光の屈折で別な立体みたいです。
正方形の部分、四角錐が外側に出っ張っているようにみえますね。
そこに色が入るとまた複雑。

面が多いと作業が大変になりますね。
Posted by のりさん at 2011年05月30日 23:51
 
コメントありがとうございます

面が多いと作るのは大変ですね

適当にやると、最後にフタがちゃんと閉じなくなりますし

立体感がわかりにくくなるので、写真も難しいです

3Dで撮れればいいのですが
 
Posted by のりさん(←流閃 at 2011年05月31日 00:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。